こんばんは。
最近ことに、毎日更新ができていない。
今日は、心の世界についてでもやっていきましょうか。
メラニークラインという心理家がいました。
ほんとにおかしなくらい、人の心についての妄想的・共感的理解ができた人だといわれています。
この人が心の世界についての理論を出しました。
①の世界:カオス
この世界は、精神病や統合失調症の方々の世界と言われたりしています。
あるいは新生児の心の世界でしょうか。
カオスの名に恥じぬ、混沌具合です。色で例えるなら、白も黒もごちゃまぜの、何が何だかよく分からない世界です。
②の世界:妄想・分裂ポジション
この世界は、前の世界に比べると白か黒かの世界がはっきり分かれています。もう少し言うと二つの世界が交じり合わない。価値判断の基準が白か黒かしかない。
いい人(白)と思ってめちゃめちゃ慕っていたのに、少しでも相手に嫌な部分(黒)が見えると、その慕っていた人を、ダメな奴だ(黒)!と決めつけたり。
③の世界:抑うつポジション
前回に引き続きなんだか、不穏な名称ですね。
現実生活では、白か黒かで価値判断をできることの方が珍しいと思います。白と黒って表裏一体のことの方が多いですよね。神様がこれは良い、これは悪い事と全部きちんと示してくれていたらいいですけど、そうではないですね。
そうなると我々は日々悩み、罪悪感を感じることもあれば、様々なことで葛藤することになります。そうすると必然、気持ちとしてはうつ的にもなりますよ。
②の段階では、いやな出来事や気持ち、罪悪感は自分から切り離し(分裂)ていました。そうすることでうつ的な状態になることを回避していたんですね。
③の段階では、困難なことに対処するために、その場から逃げ出さずにいるから、しんどくなるのも仕方ないですよね。
どの世界も大事なものだと思います。
こころがこころを守るために、いろいろやってくれているんですねぇ。
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